「クリーンパークさが」は、公共関与による廃棄物処理施設として、モデル的、かつ先導的な役割を担うため、「安全・安心」に十分配慮した高度処理を行う施設です。
クリーンパークさが周辺地域の環境変化を把握するため、環境モニタリング検査を実施しています。
モニタリング検査は、河川水、海水、地下水のほか大気、土壌についても定期的に実施することとしています。
モニタリング検査の結果は、定期的に、このホームページで公表いたします。
使用前検査結果 平成20年6月に、廃棄物処理業開始前の環境モニタリング検査を実施しました。検査結果は定期的にご報告いたします。 |
クリーンパークさがの施設は、「安全・安心」に十分配慮した高度処理を行っています。
各施設の高度処理内容をご紹介します。
中間処理施設では、環境負荷の低減や廃棄物の減量化・減容化に配慮した高度処理を行っています。
【1】高度な溶融処理設備
法的には直接埋立可能なものであっても、焼却が可能なものは全て焼却し、さらに焼却灰等のダイオキシン類を分解し、スラグ化による重金属類の溶出を防止するため、溶融処理設備を設けています。
【2】高度な排ガス処理設備
法律で定める基準以上に厳しい排ガス管理基準値を満たすため、ダイオキシン類、塩化水素、窒素酸化物、硫黄酸化物、ばいじんについて高度な除去処理を行います。
【3】エネルギー回収のための発電設備
廃棄物の燃焼により発生する熱をボイラーで回収し、発生した蒸気で発電を行い場内の電力として利用します。
管理型最終処分場は、地下水汚染防止を万全にするための高度処理設備を備えています。
【1】漏水防止(多重遮水構造、漏水検知システム)
遮水は、ベントナイト混合土+自己修復シート+不織布+遮水シート+不織布の多重遮水構造により安全性の高い構造を採用し漏水を防止しています。
また、万一シートが破損し、浸出水がしみ出したとしても漏水箇所を検知する「漏水検知システム」を設けていますので、より安全性が確保できます。
【2】モニタリング井戸の自動監視システム
埋立地周縁に設けたモニタリング井戸については、自動的に検査しデータを記録する「自動監視システム」を採用しており、地下水の水質を常時監視することができますので、安全性が確保されています。
浸出水処理施設は、法律で定める基準以上の厳しい排水基準を満たすため、高度処理を行います。
【1】窒素処理設備
浸出水に含まれる窒素成分を、脱窒槽において微生物の働きによって分解除去します。
【2】重金属類処理設備
浸出水に含まれる水銀、カドミウム等の重金属類は、キレート吸着塔において吸着分離され、処理されます。
【3】塩処理設備
重金属が除去された浸出水に含まれる塩類は、電気透析で分離、濃縮、乾燥され、浸出水から除去することができます。(処理水を海域に放流しているため、現在は脱塩処理を休止しています。)